字琳派展ひらがな、琳派、オノマトペ
渋谷東収蔵庫の第一回展覧会であり、当館の常設展です。
Permanent Exhibition
日本語のかたちに入り、
音の気配に触れる。
「字琳派展」は、琳派の装飾性、平仮名の造形性、そして日本語のオノマトペが持つ身体感覚を、ひとつの鑑賞空間に再構成する展覧会です。
会場となるのは、漆黒の3D空間です。その中央に立つ鑑賞者を取り囲むように、琳派の屏風絵が円筒形の内壁へ継ぎ目なく貼り巡らされ、ゆっくりと回転します。
その屏風とは逆方向に、四十八の平仮名が静かに巡ります。鑑賞者が一文字に触れると、その文字は主役として選ばれ、空間の奥からゆっくりと回転しながら近づいてきます。
文字が鑑賞者の前で停止した瞬間、その文字を頭文字とするオノマトペたちが、屏風の中から一斉に現れます。浮遊するオノマトペに触れると、その意味や用法が小さなバルーンとして表示されます。
Highlights
見どころ
01
琳派が、空間になる
琳派の屏風絵は、鑑賞対象であると同時に、空間の壁面そのものとして再構成されます。
02
平仮名が、主役になる
四十八文字は、読むための記号ではなく、かたちと速度を持つ存在として現れます。
03
オノマトペが、飛び出す
言葉は意味だけでなく、音、動き、手触りを持ったものとして展示されます。
04
日本語を、眺める
読む、見る、聞こえる気がする。その三つのあいだを静かに行き来する展覧会です。
「字琳派展」は、日本語を学ぶための展示である前に、日本語の気配を体験するための展示です。
どうぞ、文字に触れてください。ただし、触れた文字がこちらを覚えることがあります。