ここには、まだ名前の
ついていない役割があります。Careers

渋谷東収蔵庫では、作品をただ展示するのではなく、作品がもう一度誰かと出会うための状態を整えることを大切にしています。それを一緒に見つけてくださる方を、当館は静かにお待ちしています。

Working with the Archives

作品の前で、少し長く黙っていられる方へ。

当館は、地図に載らない美術館です。そのため、館内に通勤する必要はありません。ただし、展示室が開く瞬間に立ち会うための、静かな集中力は必要です。

私たちが扱うのは、世界各地の美術館・博物館等が公開しているパブリックドメインまたはCC0の高精細画像、そこに残された時間、修復の痕跡、文字の気配、そしてまだ名前のついていない展示の可能性です。

渋谷東収蔵庫では、即戦力だけを求めているわけではありません。わからないものを、すぐにわかったことにしない方。美しいものを扱うときに、少しだけ姿勢が正しくなる方。そうした方との出会いを、当館は静かにお待ちしています。

Open Roles

募集職種。

現在、以下の領域に関心のある方を広く歓迎しています。

01

学芸・リサーチ

収蔵品の来歴調査、作家情報の整理、公開データの確認、展覧会テーマの検討などを行います。作品を分類するだけでなく、作品がどのように現在へ届いたのかを見つめる仕事です。

02

修復・画像整備

公開画像の補正、アップスケール、色調整、保存用データの整理を行います。作品を不自然に新しくするのではなく、現在の鑑賞環境の中で自然に息ができる状態へ整えます。

03

展示企画

常設展および企画展の構成、展示体験の設計、作品と言葉と空間の関係づくりを行います。説明しすぎず、しかし迷わせすぎない展示を考える仕事です。

04

デザイン

ウェブサイト、アプリ、展示ビジュアル、頒布物、図録、ショップ商品などの視覚設計を行います。余白、文字、黒の濃度、石膏像の沈黙に責任を持つ仕事です。

05

開発

公式展覧会アプリ、ウェブサイト、収蔵品データベース、展示体験に関わる技術開発を行います。技術的には現実的に、体験としては少し現実から離れたものをつくります。

06

広報・編集

展覧会情報、ニュース、SNS、プレスリリース、各種紹介文の編集を行います。当館の活動を、わかりやすく、しかしわかりやすすぎない言葉で伝える仕事です。

07

頒布・ミュージアムショップ

図録、ポスター、カード、日用品、デジタルアイテム等の企画・販売・発送に関わります。売ることもまた、作品と人が出会うための小さな展示形式であると考えています。

Who We Welcome

求める人物像。

渋谷東収蔵庫では、以下のような方を歓迎します。

  • 美術館、博物館、図書館、収蔵庫、資料室の空気が好きな方
  • パブリックドメインや公開文化資産に関心のある方
  • 作品や作家に対して敬意を持てる方
  • 文章、画像、余白、沈黙の扱いに慎重な方
  • ふざけるために真面目になれる方
  • 真面目であることを、重苦しさではなく遊びに変えられる方
  • 「これは何ですか」と聞かれたとき、すぐに答えすぎない方
  • 説明のつかない出来事に対して、まず記録を取れる方

経験や肩書きは問いません。
ただし、作品の前で雑にならないことは重視します。

How We Work

働き方。

渋谷東収蔵庫は、地図に載らない美術館です。業務は原則としてリモートを前提とします。

打ち合わせ、制作、確認、展示準備、収蔵品の整理、文章の編集などは、オンライン上で行います。必要に応じて、現実世界の喫茶店、作業場、展示空間、または説明のつく場所で集まることがあります。

勤務時間、関わり方、報酬、契約形態等は、担当領域やプロジェクト内容に応じて個別に相談します。

Application

選考について。

現在、常時募集は行っておりません。ただし、渋谷東収蔵庫の活動に関心をお持ちの方からのご連絡は歓迎しています。

ご応募・ご相談の際は、以下の内容を添えてお問い合わせください。

  • お名前
  • ご連絡先
  • 関心のある領域
  • これまでの活動や制作物がわかるもの
  • 渋谷東収蔵庫で関わってみたいこと
  • 好きな美術館、博物館、資料室、またはそれに近い場所

すべてのお問い合わせに対して、すぐにお返事できるとは限りません。
収蔵庫内で慎重に確認のうえ、必要に応じてご連絡いたします。

In Closing

渋谷東収蔵庫は、まだ完成した美術館ではありません。むしろ、完成しきらないことによって、静かに開かれ続ける場所でありたいと考えています。


ここには、実際の展示室はありません。
しかし、展示室をつくる仕事はあります。
ここには、決まった住所はありません。
しかし、作品と向き合う場所はあります。

ここには、まだ名前のついていない役割があります。それを一緒に見つけてくださる方を、当館は静かにお待ちしています。